サッカーいつまで続ける?

サッカーに明け暮れる息子を応援しています。 中学受験もあり、サッカーもあり、その成長の記録とその時の私の考えていたことを備忘録的に残していきます

J下部スクールセレクションについて(当日)

2022年2月。
新3年生が70~80名以上は集まったと思います。
(セレクションは2日に分かれていたのでおそらく参加者は
 その倍くらいにはなっていると思います。)

 

会場に着いて私は息子の様子を横顔や遠目から何度も見ていましたが
特段いつもと違う様子はなく、この後ボールを蹴れることを楽しみにしている
いつものサッカー少年の顔であったことに安堵したことを覚えています。

 

全員集まり、少しアップした後は2時間程ひたすらゲームでした。
受付時に渡されたビブの色が同じ子たちとチームを組み
10分程の試合を何試合も何試合も行いました。

 

保護者はピッチ外側フェンス越しから様子を見ることができました。
10月に生まれたばかりの赤ん坊と嫁さんを車に残し、
激寒の中(ヒートテック2枚重ねでもまだ寒い)、息子の様子を眺めていました。

 

息子は引っ込み思案のため自チームでの試合ですらまともに声を出して
ボールを呼ぶことができません。
ましてや全員強者で初めて顔を合わす子たちの中で声を出すなどは難しく、
ボールを呼び込めない以上、ボールを触る機会も少なくなり
非常に不利になることはわかっていました。
サッカー選手としては致命的だと思いますがいつか変わってくれる事を信じていました。

 

この日は、その課題をポジショニングでカバーしていました。
声が出せない、でもボールが来たら絶対に味方に有利なところにいる。めちゃくちゃ走ってる。
味方からパスさえ回ってくれば。
しかし若干7,8歳の小学2年生ですが全員必死です。周りのお父さんお母さんも熱くなっています。
(私は敢えてセレクション最中は一言も声掛けはしませんでした)
そんな必死の選手たちからパスが回ってくることはなく、もどかしい時間帯が続きました。

 

落ちた時にかける言葉も考え始めました。
しかし、不思議と「こんな一生懸命やったんだから結果はどっちでもいいな」と
どういう風に考えても、そこで思考が止まりました。理由はわからなかったです。

 

その後、こぼれ球が何度か息子のもとに着てドリブル突破を繰り返していました。
パスも回ってくるようになりました。全力を尽くしてくれたと思います。
1週間後「合格」の連絡がきました。

 

私も息子も喜び爆発、というよりかは「そうか」といった具合で以外と冷静でした。
嫁さんはまさか、と非常にびっくりしていました。

 

まだまだスタート地点です。J下部のアカデミーチームに入ったわけでもなく
スクールの一つ上のクラスに入れたというだけで、ここから大変な道のりのはずです。
とはいえ、1年生の頃は引っ込み思案でチームの仲間の輪にすら入っていくことが
できなかった息子にとっては、大きな前進になりました。